企業は現預金がなければヤバい

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現預金を持つことの重要性。会社は現預金がないと支払いができない。

 

いくら決算書上で利益が出ても、現金は在庫や売掛金、固定資産に形を変えており、すぐに現金化は間に合わない。

 

いざという時に決算書の数字は関係ない。支払える「現預金がある」か「ない」かだけの待ったなし。

 

手形や支払いの繰り延べでしのげたとしても、やはり最後は、現預金で払うしかない。

 

会社は何が起こるかわからない。リーマンショック、大震災…。売掛金の増大、自社の商品の大クレーム、大口取引先の倒産。取引停止、役員や社員の不祥事、事故…数え上げたらきりがない。

 売上が拡大するほどに、売掛債権が増える一方で仕入れ・在庫投資・設備投資・人件費にお金がかかって、資金繰りは悪化してゆく。

 

マサカの時に役に立つのはやはり現預金=手元キャッシュ。

 

借入金の返済原資はなぜ税引後利益から。

 

「最後は現預金」ということを常に頭に入れて、日次、月次の残高をシビアに見ていくべし。

 

「キャッシュベースの経営」=「キャッシュの動きに注目した経営」。

 

売上が上がった、利益が出ただけではダメ!その結果、キャッシュはどうなるのかに注目して経営すること。

 

トップは自社のお金の流れを知っておけ。「毎月の中でどのようにお金が動いているのか」「いつ頃お金が不足気味になるのか」「その時の手元キャッシュの残高はいくら」程度は把握しておけ!

 

最低、月商分の現預金を保有しておけ。安定した会社は月商の2~3ヶ月分のキャッシュを持っている!

 

「キャッシュリッチ」というのは、資金の収支を改善して、会社にお金や流動資産を残していこうという行為

 

企業が倒産を防ぐためには、キャッシュフローを改善し、キャッシュリッチ経営を目指していればよい。

 

「売上至上主義」経営はダメ!「キャッシュリッチ経営」を目指せ!